主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2018/09/09 (Sun)12:50
俺はゲーム開発王になる!
そんなわけでどうも、グレアムです。今回はゲーム開発者シミュレータとでも題すべき「Game Dev Tycoon」のAndroid版をプレイしていきます。ちなみに今回はShelteredの時と違い初見、アンド事前情報なし(前知識&攻略情報なし)でのプレイです。というか、あっちは先に割とやり込んでたので記事的にはあんまりハプニングもなくネタにならなかった…今回は保険なしにゲームオタク魂一本で突っ走る、その姿を見届けてやってくれ!
まず社名はHero Company.incとする。最初は日本語で入力するつもりだったが、残念ながら本作は日本語表示非対応なのであった。
ゲームを開始し、とりあえずは一作目のゲーム製作に取り掛かる。どうやら最初は個人製作らしい、まずは歴史ストラテジー「Knights of the Stardust」の開発をスタートさせた。プラットフォームはPC(Apple-IIかMS-DOS?)。現段階ではG64(C64?)との二択になるが、シェアがほぼ同数のわりに開発コストがG64の四分の一で済むからである。
グラフィックは2Dとテキストベースの二種類から選べるが、さすがにコンソール表示でストラテジーはやりたくないので2Dグラフィクスを選択。コストはテキストベースの倍かかるが、まあ仕方あるまい。
次は開発ステージ第一段階として、エンジン&ゲームプレイ&ストーリー/クエストの三要素の比率を選択する。今回はエンジンを重視し、次いでゲームプレイ、ストーリーとグラフを緩やかにしていく。ストーリーに多少振ったのは、「実はストーリーも意外と面白い」と言われたいがために少々欲を出した次第。
開発ステージ第二段階はダイアログ、レベルデザイン、AIの三要素の比率をチョイス。ストラテジーということで、先々のことも考えAIを重視した(未だにファミコンレベルのAIも作れないデベロッパーが少なくないことを考えると、至極真っ当な判断に思う)。
開発ステージ第三段階はワールドデザイン、グラフィック、サウンドの三要素の比率をチョイス。主にビジュアル面の選択である。この時代にグラフィックに凝れるもんでもなかろう、というわけでワールドデザインとサウンドに多く振った。なおサウンドをOFFにすることでコストが5kほど浮くが、さすがに無音でゲームプレイは寂しすぎる。
レビュアーからの評価はそれなりに高く、初週売り上げ4,839本でチャート13位にランクイン!これって凄いのか?
日数の進行とともに売り上げとファン数が増えていくが、流れがストップするまでぼーっとしていても仕方があるまい。さっそく二本目の製作に取り掛かろう。とはいうものの、まだ製作できるゲームの幅は狭い。初期に選択できる題材四種、歴史&ミステリー&雑学&ダンスって、なんかヘンに偏りがないか?一方のジャンルはアクション、RPG、ADV、シミュレーション、ストラテジーと一通り揃ってはいるのだが。
ということで二作目、ミステリーRPG「Silver Blood」の製作をスタートさせる。プラットフォームは今回もPCである。ジャンルがRPGということで、ためしにテキストベースとした。開発ステージ第一段階はエンジンとゲームプレイを控え目に、ストーリー/クエスト重視で攻める。
開発ステージ第二段階はダイアログ最優先でレベルデザインを少々、AIを最低値に振るというシンプル構成。ほぼほぼADVに近いゲーム性を目指す。続く開発ステージ第三段階はワールドデザインに極振り。テキストベースなのでグラフィックもクソもないし、今回はテスト的にサウンド無しでの開発を敢行する。原始的なグラフィクス表現でどこまで勝負できるか試したるわい!
そうこうしている間に一作目「Knights of the Stardust」のセールスが終了し、最終的な売り上げ本数22,076本、売り上げは154,560となった。エート、単位はなんだ?ドル?金額を本数で割ると約7…というか純益なのか、これは?ウルティマやウィザードリィのApple II版の売り上げがだいたい2万本くらいだったはずなので、この結果は大健闘なのではなかろうか。
そして「Silver Blood」のメディア評価は…微妙だ!オール5前後、どちらかといえば友好的なコメントが多いのが救いか。まあ今回は一作目より意欲さに欠けた作りだったし、ヒットを狙うというよりも他ジャンルを作った場合の反応が見たかっただけなので良しとする。
ためしに一作目「Knights of the Stardust」のゲーム評価を調査してみると…「歴史とストラテジーの素晴らしいコンビネーション(題材とジャンルの合致)」、「このジャンルでグラフィックはあまり重要ではない」「ジャンルとプラットフォーム(のニーズ?)がマッチしていた」という結果が出た。なるほど、なるほど?完全に理解したわ。
そして二作目「Silver Blood」の調査中、アーケードで「Dinky King」なるゲームをヒットさせたNinvento(任弁当?)なる企業が新たなゲーミング・コンソール開発に着手したニュースが入る。てことは、現在は82年あたりか?いや待て、NESの発売は85年だから…84年か?
「Silver Blood」のリポートだが、「ミステリーとRPGはマッチしている」「このジャンルでゲームプレイ要素は重要だ」「プラットフォームとニーズはマッチしている」ということで、まったく的外れなことをしていたわけではないが、ゲームプレイ要素を蔑ろにしたことが売り上げの低迷に繋がったらしい。うーん…ジャンルをRPGじゃなくてADVにしとくべきだったか。
三作目はちょっと意欲的にいこう。ジャンルはダンスアクション、その名も「Bullet Dance」!開発第一段階はゲームプレイ重視でエンジンをそこそこ、ストーリー性は皆無!開発第二段階はレベルデザイン重視、AIそこそこ、ダイアログ皆無という構成。開発第三段階はグラフィックを重視、サウンドとワールドデザインをそこそこ。
開発がほぼ終了しリリース間近になったとき、件のNinventoが新型ゲームコンソール「TES(NES?)」を翌年に発売することを発表した。エート…これは何エンターテイメントシステムになるんだ?そこが気になる。
また「Bullet Dance」の開発中、「Silver Blood」の最終的な売り上げが出る。本数7,818本、売り上げは54,761。だいたい処女作「Knights of the Stardust」の三分の一だが、そのぶんコストもかけてないし(といっても5k安い程度だが…)、もともとテスト的に作ったやつなので、こんなもんだろう。それよりも、セールスランク100位圏外という抽象的な概念に酷く傷ついた。
そして三作目「Bullet Dance」を発売したが…メディア評価は二作目「Silver Blood」以上の惨敗だ!「悪くはない。良くもない」みたいな何気ない評価が俺を傷つける!
ただ悪いことばかりでもないようで、カスタムゲームエンジンの研究中、「Bullet Dance」の仕事に可能性を感じ仕事を打診してきた人がいた。酔狂な。
カスタムゲームエンジン研究に成功後、新たなる仕事項目「Contracts」が解禁。ほう、ゲームを作るだけじゃないのか。テストプレイからPCのセットアップ、スプライトシートの製作など内容は多岐に渡る。面白いなあ。失敗するとペナルティで赤字になるっぽいが…
せっかくなので、拘束期間と報酬の比率が良いスプライトシート製作に携わることにした。そういやあ、「Bullet Dance」はグラフィック重視で作ってたし、そのへんの関係でヘルプに入らせてもらったぜ!という流れは面白いよな。
下請の仕事をしているあいだも「Bullet Dance」の売り上げが少しづつ入ってくるのだが、ファン数がゼロから減少するばかりなのが悲しい。ていうか赤字なんですがこれ。こんだけ評価が悪いと逆に興味深いので、仕事の片手間で調査してたら契約失敗して-9kのペナルティを喰らったぜHAHAHA!自分のゲーム開発我慢して仕事した挙句金取られるとか正にゲーム開発は地獄だぜ!
さて三作目「Bullet Dance」の最終的な売り上げ本数は4,065本、売り上げは28,483。市場評価は「ダンスとアクションは組み合わせが悪い」「このジャンルにおいてゲームプレイは重要」「アクションはプラットフォームのニーズと合致している」というものだった。やはり最大の敗因はダンスとアクションを組み合わせたことか。画期的でウケると思ったんだがなあ。格闘ダンス。最終的に-2.5kの赤字である。仕様がリッチだったからな…外面を豪華にしてコケるとツライ。
この結果が出たときにちょうど新型コンソール「TES」が発売開始。このまま新規参入したいところではあるが、下請仕事(今回は失敗したけどめげずに頑張ってね、みたいなメッセージがどうにも気になる)や新規ゲームエンジン開発に予算をかける道もある。いまのところ技術開拓はセーブゲーム、リニアストーリー、2DグラフィクスV2の三種か。これって自社開発しなきゃ駄目なのかな?
ためしに新規ゲーム開発の項を除くが、利用可能な題材やジャンルは増えていない。そして新型ゲームコンソールTESは開発費とは別にライセンス料が80kもかかる!会社運営費の約8ヶ月ぶんである、おのれ花札屋!こりゃあ、コケたら会社が吹っ飛ぶな。まだ出たばかりでG64とシェアが同率だし、参入はもうちょっと様子を見てからにしよう。
*Hero Company.incの開発したゲーム/Y1M1~Y1M12まで*
一作目【 Knights of the Stardust 】
発売機種:PC
ジャンル:歴史ストラテジー
メディア評価:平均8.25
売り上げ本数:22.1k
開発費:31k
売り上げ:154.6k
利益:123.6k
リリース日:Y1M3W3
ファン数:100
トップセールスランク:13
二作目【 Silver Blood 】
機種:PC
ジャンル:ミステリーRPG
メディア評価:平均5.25
売り上げ本数:7.8k
開発費:26k
売り上げ:54.8k
利益:28.8kk
リリース日:Y1M7W4
ファン数:17
トップセールスランク:100
三作目【 Bullet Dance 】
機種:PC
ジャンル:ダンスアクション
メディア評価:平均4.00
売り上げ本数:4.1k
開発費:31k
売り上げ:28.5k
利益:-2.5k
リリース日:Y1M12W2
ファン数:0
トップセールスランク:100+
次回より二年目に突入します!
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